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Macでパスワード付きZIPファイルを作成!圧縮・解凍できない、開けない問題を解決!

mac-command-zip-password
野田竣介

今回はこのような質問をいただきました。

圧縮はできるけどパスワードを入れても解凍できない…しかもパスワードを設定しようとするとwarningが出る!

Finderで圧縮してからzipcloakコマンドでパスワードを設定してみたのですが、うまくできなかったのでまとめておきます。

圧縮はできるけどパスワードを入れても解凍できないんですよね。

macOSがCatalinaになったからかな…?

そこで今回はこちらの質問について解説していきます!

環境
  • macOS Catalina バージョン10.15(19A602)

Finderで圧縮→zipcloakだとうまくいかない

よく紹介されているのがzipcloakコマンドを使ったやり方。

Finderを使ってファイルを圧縮して、そのファイルに対してzipcloakコマンドを使ってパスワードを付与します。

こちらの方法でやってみると次のようなwarningが出てしまい、うまく解凍できませんでした。

XXXXXXはファイル名です。

encrypting: XXXXXX
zipcloak warning: Local Entry CRC does not match CD: XXXXXX
encrypting: __MACOSX/._XXXXXX
zipcloak warning: Local Entry CRC does not match CD: __MACOSX/._XXXXXX

他にもWinArchiver Liteを使う方法も紹介されているけどパスワードは数字4ケタしか設定できないっぽい。

ということで別の方法で圧縮することにしました。

解決:zipコマンドでファイルを圧縮する!

Finderで圧縮してからパスワードを付与する方法が一般的ですが、今回は圧縮するときにパスワードを付与します。

zipコマンドを使ってこんな感じに行います。

$ zip -e [圧縮後のファイル名] [圧縮するファイル名]
Enter password: 設定するパスワード
Verify password: パスワードを再入力

実際に使うとこんな感じ。

$ zip -e sample.zip sample.csv

zip -erとすることでディレクトリを圧縮することも可能です。

$ zip -er [圧縮後のファイル名] [圧縮するディレクトリ名]
Enter password: 設定するパスワード
Verify password: パスワードを再入力

使い方は同じです。

$ zip -er sample.zip sample

このように圧縮と同時にパスワードを設定することで正常に解凍できるようになりました。

念の為、別のPCでも解凍できるか確認したほうが良いと思います。

あとがき

macOS Catalinaでパスワード付きのZIPファイルを作成する方法を簡単にまとめてみました。

「Catalinaにしたらうまく圧縮できない…」という声をしばしば耳にするのでCatalinaが悪さしてそうですね。

うまく圧縮、解凍できない場合はこちらの方法も試してみると良いと思います。

Finderを使うとダメっぽいので、コマンドだけで作成したほうが良いと思います!

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